律宗 総本山 唐招提寺

      2017/01/22

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唐招提寺を訪れる前に鑑真和上についての勉強。

井上靖著「天平の甍」は伝戒師を招請するため、
栄叡とともに唐に渡った普照目線で
苦難の和上来日までを描いている。

一方の永井路子著「氷輪」は和上来日の登壇授戒以降、
時の権力者藤原仲麻呂、女帝孝謙を軸に描かれている。
小説というより推察、考察的文章が多いので、ちょっと読みにくい。

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唐招提寺
は、南都六宗の一つである律宗の総本山。
多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、
新田部親王の旧宅地を下賜されて、天平宝字3年(759)に
戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開く。
「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺として始まった当初は、
講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵などがあるだけだった。
金堂は8世紀後半、鑑真和上の弟子の一人であった如宝の尽力により完成。

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南大門をくぐった正面にその荘厳な姿を見せる金堂は、
8世紀後半の創建時の姿を残す代表的な建築物。
外観は、正面間口七間、奥行き四間の寄棟造で、
前面一間通りが吹き放ち、軒を支える組み物は三手先と呼ばれる形式で、
その建立年代を示している。
堂内は、連子窓から取り入れられた柔らかな光に満たされ、
中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像(いずれも国宝)が並ぶ姿は、
天平時代を彷彿させる厳かな雰囲気に包まれてる。

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正面一間通りのエンタシス列柱の吹き放しを真横から。

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天平の甍

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境内の北東の奥まった静かな場所に位置する鑑真和上の御廟。

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