Luciano Sandrone Barolo Cannubi Boschis ・Le Vigne その2

   

32011年は収穫期が非常に早かったことと、収量が少なかった異例の年として記憶に残るでしょう。4月の異常な熱波と高温によってブドウの成長は通常より約20日も早く進みました。7月の平均気温はそれほど高くもなく、適度に雨も降りました。8月は記録的な気温となり、9月頭は軽い雨が降りました。夜の低温が暑さを和らげ、素晴らしいタンニンと色、アロマを得ることができました。(サンドローネ)

■ ワイン名 ルチアーノ サンドローネ
バローロ
カンヌビ ボスキス
■ 生産年 2011
■ 原産国 イタリア
■ 地域 ピエモンテ州 畑:
Cannubi Boschis (Barolo)
■ タイプ 赤ワイン
■ 葡萄品種 ネッビオーロ 100%
■ 度数 15%未満
■ 内容量 750ml

Cannubi Boschis
標高:250m 平均樹齢:30年 土壌:石灰岩質粘土でまばらに砂の層、1.9ha

バローロ地区で最も偉大なクリュの一つであるカンヌビ。
サンドローネでは1985年に単一畑キュヴェとしてリリース、
バローロにクリュの概念をもたらした革新的ワイン。
カンヌビの土壌は石灰質の粘土を多く含んでおり、
優れたテロワールが見事に引き出された豊潤な果実味とアロマ、
複雑さを持ったモダンでクラシックな仕上がり。
しっかりとした骨格があり、厳格なバローロの風格を感じさせる。

2011年カンヌビ・ボスキスは、ステンレスタンクでマセラシオン9~12日、
アルコール発酵25日間行った後、
すぐにフレンチオークの樽に移動してマロラクティック発酵を行う。
トンノーと呼ばれる500リットル入りの樽(軽めのトースト)を使い、
新樽比率20%で24か月熟成。
その後瓶内熟成を20ヶ月。

WA Point 95

公開媒体:

eRobertParker.com #219 (2015-06-29)

レビュアー:

Monica Larner

飲み頃:
2018-2030
Luciano Sandrone's 2011 Barolo Cannubi Boschis is shaping up to be one of the protagonists of the vintage. I say "shaping up" because the wine is still in a youthful stage and has yet to open up fully. Tight and firm, it shows the potential for enormous depth and dimension with dark fruit, spice, licorice and white truffle. If you taste through Sandrone's older vintages, it is apparent that they perform exceptionally well in warm years like 2011. It promises a rewarding evolution ahead but I would suggest waiting five more years before popping the cork.
■ ワイン名 ルチアーノ サンドローネ
バローロ
レ ヴィーニェ
■ 生産年 2011
■ 原産国 イタリア
■ 地域 ピエモンテ州 畑:
Merli (Novello) 
Baudana (Serralunga d’Alba)
Vignane (Barolo)
Villero (Castiglione Falletto)
■ タイプ 赤ワイン
■ 葡萄品種 ネッビオーロ 100%
■ 度数 15%未満
■ 内容量 750ml

暑い年には標高の高い畑のブドウを増やすなど、
年によって比率を変えながら異なる4つの畑のワインをブレンドして造られる、
サンドローネのこだわりが詰まったバローロ。
標高、土壌などが異なる4つの畑の個性の相乗作用によって、
非常にユニークなワインに仕上がっている。
厚みと凝縮感のある果実味ながら、バランスと調和に優れた大変エレガントな味わい。
比較的早くから楽しめ、バローロの品格と親しみやすさを併せ持ったワイン。

2011年レ・ヴィーニェは、ステンレスタンクでマセラシオン7~18日、
アルコール発酵28日間行った後、
すぐにフレンチオークの樽に移動してマロラクティック発酵を行う。
トンノーと呼ばれる500リットル入りの樽(軽めのトースト)を使い、
新樽比率25%で24か月熟成。
(個々の樽のポテンシャルを見極め2013年夏にブレンド)
瓶内熟成を20ヶ月。

WA Point 94

公開媒体:

eRobertParker.com #219 (2015-06-29)

レビュアー:

Monica Larner

飲み頃:
2017-2030
The 2011 Barolo Le Vigne is an opulent and shapely wine with a point of extra cherry softness that you don't get in the 2011 Barolo Cannubi Boschis. That wine shows more austerity and vigor compared to this expression. But Le Vigne delivers an unexpected touch of roundness and opulence that fits the historic profile of this beautiful rendition of Nebbiolo. It presents a slightly more immediate style but it also has the inner grace and poise for a long cellar evolution.

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テイスティングノート


2

(カンヌビ・ボスキス)
赤と黒のチェリー、プラムにバラ、スミレなどのフラワリーな香り。
なめらかで自然な飲み口、脇にミネラル感。
次第に口内はシャープな酸、ミネラル感、収斂性のあるタンニンで満たされる。
若く固い印象だが、単一畑の個性は比較試飲から十分に感じれる。
フィニッシュは長く、心地よいミネラル感が残る。
レ・ヴィーニェに比べ、相当な男っぽさがある。
熟成後の奥行きが非常に楽しみだが、飲むには早過ぎる。

1(レ ヴィーニェ)
カンヌビ ボスキスとは明らかに異なり、ネッビオーロのフラワリーさよりも
赤系の果実香がより華やかで、ほのかにスパイスやミントっぽさも。
こちらもアタックはなめらか、脇にミネラル感。
展開する酸、ミネラル感、収斂性のあるタンニンは
個々の畑の特性がうまくブレンドされ、明るく丸みも感じられ女性的。
ただし、フィニッシュに関してはこちらの方が固いタンニンが目立つ。


 

2つのワインは展開や味わいも相当違うので、
それぞれのバックヴィンテージを今度は是非飲み比べてみたいと感じた。
ちなみに、正規インポーターでは2本のセットでしか仕入れが出来ないため
使徒ワインとして認知度があり、人気のあるカンヌビ・ボスキスの方に
高めの利益率設定をする傾向がある。
そういう大人の事情を考えると、薄利のレ・ヴィーニェを購入する方が
どう考えてもお得だと個人的には感じるのだが。

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