エティエンヌ・ヒューゲル氏が57歳でまさかの死去・・・

   

P1190224アルザスを代表する老舗ワイナリー、ファミーユ・ヒューゲルの12代目当主、
エティエンヌ・ヒューゲル氏が4月8日、57歳の若さでお亡くなりになられました。

常に場を和ませ、明るくジョーク交じりにプレゼンする姿、
また奥様が日本人ということもあって、非常に親日家だということ、
そして、なにより樽化粧の無いピュアなリースリングの美味しさに感動し、
ファミーユ・ヒューゲルの取り扱いを決めた矢先の出来事でした。

彼はアルザスの歴史や文化についてとても熱心に説明されました。
(アルザスの多様な土壌の素晴らしさや、
繰り返された戦争に翻弄されたアルザス史について)
これらは、売るべきワインの説明よりもむしろ長く、
アルザス人としてのアイデンティティーを感じるには十分でした。

アルザスを知らなかった新しいお客様に飲んでいただくために、
アルザス入門ワインとして、象徴品種をブレンドした
ジョンティの発案は、アルザス愛そのものです。

彼はITを駆使したマーケティングにも長けていました。
商品ページを作る際、生産者のサイトは重要な情報源ですが、
ファミーユ・ヒューゲルのそれはとても充実しており、
なんと9か国語対応、もちろん日本語での切り替え表示もできる
珍しくグローバルなマーケットを意識したヴィニュロンでした。
(大手シャンパーニュメゾンのマーケティングに近い)
またFacebook、Twitter、Instagram、Youtubeといった
ソーシャルメディアを使って積極的なプロモーションを展開、
リースリングタトゥーシールを腕に貼った画像をたくさんUPし、
全世界にアルザス高貴品種を伝道されていました。

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そして、彼の集大成とも言えるグロシ・ローイ、
(アルザス語で偉大なるテロワールの意)
シュナンブールの単一畑シェルハマーのリリース。

これらは長期熟成が必要ですが、彼は熟成したそれらを味わうことはなく、
ファーストヴィンテージのプロモーション直後にお亡くなりになったのです。

どういった状況でお亡くなりになられたのか、公式な発表はまだありませんが、
とにかく、心より氏のご冥福をお祈り致します。

2016-04-12_081010123_AC496_iOS頂いたリースリングのタトゥーシールは大切に取っておきます。

エティエンヌ・ヒューゲル 来日セミナーレポート その1

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