ワインジャンル上位店舗の売上推移から見るワイン流通動向 2015年3月

   

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店舗カルテ

楽天市場では、所属サブジャンルの「売上トップ10店舗の平均売上」を表示し、
自店舗の数字と比較する為の“店舗カルテ”というツールが備わっている。

サブジャンルトップ10の売上推移が上がっているのに、自店舗の売上が下がっている、
または自店舗も上がってはいるが伸びが鈍いという場合、なぜその差が出たのかを考え、
対策を練る為のツールではあるが、ここでは参考にならない弱小自店舗の推移はさておき、
巨大マーケット楽天市場における、ECワイン業界動向を確認することにしよう。

 


 

下グラフは過去4年間の「売上トップ10店舗の平均売上」をグラフ化したものである。

経費表-&-ワイン売上0201-更新青色が2011年 赤色が2012年 緑色が2013年 紫色が2014年 水色が2015年

このグラフを見れば、1年を通して最もワインの需要が高まるのが冬場で、
逆に最も落ち込むのが夏場だということが傾向として見て取れるだろう。

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少し傾向値から外れている月は何だったのか?

2011年の3月はあの「東北地方太平洋沖地震」があった月。
大震災が消費者の意識や行動に与えた影響は多大であり、
また、同時に“人間は忘れる動物なのだ”と思い知らされる。

2013年9月は曰くつきの「楽天イーグルス優勝セール」のあった月。
イカサマ2重価格で大問題になったことは記憶に新しい。
再び楽天イーグルスが優勝した際、またこのような数字が上がるのだろうか?

2014年3月は「消費増税前の駆け込み需要」があった月。
ワインなんて、為替による価格変動の方が増税よりもはるかに大きいのに、
消費者はかなり踊らされてしまった。
実際、円安によるワインの仕入れ価格上昇は顕著で、
ひどいものでは20%前後値上げしているモノもあったりする。

 


 

では、

先月は伸びたのか?ワイン市場は今後どうなのか??

過去最高の売上を記録した昨年の3月と、先月の数字は比較のしようが無いのだが、
あえて言うなら、一昨年の2013年よりも5.4%売上が伸びている。

ただ日本国内の BtoC EC(消費者向け電子商取引)市場は2ケタ成長を続けており、
単にこの数字だけではワインの消費数量が増え続けていると結論づけられない。

しかし国税庁発表の酒類課税数量増加や、
アサヒビールのワイン販売大手エノテカ買収、
サッポロビールとトレジャリー・ワイン・エステーツとのパートナーシップ契約など
大手ビールメーカーがこぞってワイン販売強化の動きを加速させていることを鑑みても、
ワイン市場が有望な成長分野であることを疑う余地は無い。


 

 

今月も・・・・
昨年の消費増税後による反動減の数字とでは、比較のしようが無いのですが
これからも、毎月このワインジャンル「売上トップ10店舗の平均売上」グラフを
アップしていきます!

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